温かいおかずや炊き立てのご飯が詰まっていて、仕事だけはなくレジャーにも持っていく事が多いのがお弁当です。最近では弁当屋やコンビニエンスストアだけではなく、お昼前になるとオフィスの近くまで来て路上でお弁当を販売している光景も見かけます。

また、弁当屋では店頭販売だけではなく注文を受けた先へ配達する事もあり、その時に必要になるのが車です。

しかし、これから法人として弁当屋を始めようと考えている人にとって、配達に使う車の準備には費用も掛かります。そんな時に役立つのが「マンスリーレンタカー」です。

最近では、マンスリーレンタカーで契約した車で出来立てのお弁当を配達している弁当屋も増えてきています。

ここでは、弁当屋で車を借りる時の選択肢の一つとして候補に挙がる「レンタカー」について、法人や個人を問わず経費を抑える事が出来るマンスリーレンタカーも含めてご紹介します。

弁当屋で車が必要なシーンとは?

・材料の仕入れや配達に使う
弁当屋で車が必要なシーンとして有名なのは、お弁当を作るときの材料屋と資材を仕入れる時に車を使うことが考えられます。また出来立てのお弁当を配達するために車も必要になりますし、大量に注文をもらって配達する時は特に車が必要になります。最近ではバイクで配達をする弁当屋も多いですが、雨の日や雪の日など悪天候には車が欠かせません。

・繁忙期(行楽シーズンやイベントなど)の配達に使う
車が必要な時と考えられるのは、運動会や法事、その他に大量にお弁当の注文が入る時期です。それ以外では、お花見やバーベキュー、ゴールデンウイークや年末年始などまとまった休みに開催されるイベントでもお弁当は大量に注文をもらうことがあります。
会社では、会議や懇親会など人が集まる時にお弁当は必要となりますし、人数が多くなると弁当の数も増えるのでそうした時にやはり車が必要となります。

・ 店頭販売以外にも移動でお弁当を販売する時
材料の仕入れや弁当の配達以外にも、弁当屋では車を使うことがたくさんあります。
最近では、お昼時のオフィス街にワゴンなどでお弁当を販売している光景をよく見かけますが、そういった時の運搬にも車が活躍します。また、販売用に改造されたワゴン車の後部で、お店のカウンターのように改造をしてお弁当を販売している弁当屋もあります。さらに車内にコンセントを取り付けている車もあり、スープな温かい飲み物なども一緒に販売をしています。


マンスリーレンタカーとは?

マンスリーレンタカーとは、その名の通り「1ヶ月=マンスリー」という様な、期間を決めて車を借りる方法の事です。主に法人が契約している事が多いですが、個人事業主やフリーランスの会社でもマンスリーレンタカーを契約して、外回りや販売を行っています。
また、マンスリーレンタカーは大半のレンタカー会社が取り扱っているので、近所もしくは会社の近くのレンタカー会社に契約に行く法人も多いのが特徴です。

・カーリースとの違い
マンスリーレンタカーは、よくカーリースと比較される事が多いです。ここではマンスリーレンタカーとカーリースの違いについてご紹介します。
マンスリーレンタカーとカーリースには「借りる期間」が大きく違います。マンスリーレンタカーは1ヶ月や3ヶ月など、借りる期間を柔軟に選ぶ事が出来ますが、カーリースは基本的に3年や5年など長期に車を借りる事で毎月の車両代や税金、保険料を安くする事が出来ます。
また、借りた後に途中で解約をすると違約金が発生するカーリースと違い、マンスリーレンタカーは違約金が発生しません。
※一部のレンタカー会社では違約金が発生する場合があるので、事前に調べておくと安心です。


マンスリーレンタカーを借りるメリットやデメリット

・メリット
法人として立ち上げた弁当屋に限らず、毎月掛かる経費に頭を悩ましている法人は多いですし、車を必要とする仕事をするなら尚更です。車を借りるとガソリン代以外の保険料などの諸経費も払う事になるので、出来るだけ経費を抑えたいところではあります。
マンスリーレンタカーでは、シンプルに車両代とガソリン代だけで、税金や保険料も払う必要はありません※対物保険やETC料金は別途必要になります。そのため、車両を借りる時の費用が毎日借りる時より安く済むのがメリットです。
それらの費用は経費として計上する事ができるので、確定申告にもしっかり申告する事ができるので節税対策にもなります。

・デメリット
一方のデメリットとしては、マンスリーレンタカーは年式が低い車を割り当てられる事もあります。そのため、最新式の車を準備する事ができない場合もあります※一部では最新式の車を貸してくれるレンタカー会社もありますので、前以って確認しておくと安心です。
その他では、弁当屋で車を使う時に必要な道具を借りる場合には、車両代以外に支払う事になります※コンテナなどので、自分で準備出来る道具は予め準備しておくと費用を抑える事ができます。

マンスリーレンタカーの契約方法など

・契約方法
マンスリーレンタカーを契約する場合には、契約する名義を証明できる書類(法人として営業している事実を証明できる物など)を準備して、車を借りる期間などの必要事項をレンタカー会社に伝えると完了です。
これを見ると、普通のレンタカーを借りる時とさほど変わらないので、あまり気を張らずに契約する事をおすすめします。

・弁当屋におすすめの車種
法人として弁当屋を立ち上げた時に借りる車は、営業車などに使われるバンタイプ以外にも、軽自動車で後ろ部分が広いタイプや、天井が高い車も弁当屋の配達に向いています。